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【日訪中譯】<インタビュー>香港グループ・MIRRORが語る『THE FIRST TAKE』撮影エピソードや英語詞に挑戦した理由

Billboard JAPAN

2023年5月17日

【中譯在後】

2018年にデビューした香港初の12人組ボーイズ・グループ=MIRRORがBillboard JAPANに初登場。香港のサバイバル・リアリティー番組から誕生した彼らは、初の英語曲「Rumours」で世界デビューを果たし、その名を広めている。

香港では現在、CMの7割を占めているという人気グループから、リードボーカルのギョン・トウ、リードダンサーのアンソン・ロー、メインボーカルのジョール・ラウ、そしてリードボーカル&サブリードダンサーのジェレミー・レイが『THE FIRST TAKE』で同曲を披露。同チャンネルでジェレミーとジョールが披露した「Stellar Moments of Humankind」(原題:人類群星閃耀時)が160万回近く再生されている彼らに、撮影時のエピソードや今後の展望を聞いた。


左から:ジェレミー、ギョン、アンソン、ジョール


Interview: 坂本ゆかり

Text: Mariko Ikitake



――初登場ということで、音楽的なルーツを交えて自己紹介をお願いします。

ジョール:ジョール・ラウです。とにかく音楽が好きで、デビュー前はバンドをやっていました。ステージでは、自分の音楽、人を感動させる音楽をやりたいと願っています。


ジェレミー:ジェレミー・レイです。昔からK-POPが好きで、少女時代やTWICEが僕のアイドルでした。僕は中性的なスタイルが特徴なので、このスタイルをより多くの人が受け止めてくれたら嬉しいです。


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アンソン:アンソン・ローです。ジャスティン・ティンバーレイク、マドンナ、マイケル・ジャクソンなど欧米のポップ・ミュージックが好きで、彼らに憧れて子どものころからダンスをやっています。だから、ダンス・パフォーマンスと歌を一緒に楽しめる演出が好きです。香港では過去10年、そのようなステージが少なかったので、皆さんにパワフルなパフォーマンスをお見せするために頑張っています。


ギョン:ギョン・トウです。台湾のショウ・ルオさんや韓国のRAINさんを聴いて育ちました。MIRRORには本当に素敵なメンバーがたくさんいるので、今は彼らから学ぶことも多いです。僕もダンスのあるパフォーマンスが好きで、そういう音楽を多くの人に見せていきたいです。自分では、ダンスも歌もバランスよくできているんじゃないかと思っています(笑)。


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――アンソンさんは、日本のドラマ『おっさんずラブ』の香港版で林遣都さんが演じた牧凌太役を演じられ、日本でも俳優として知られていますが、今春、日本で映画の撮影をされたとか?

アンソン:そうなんです。2週間くらい、日本で撮影を行いました。まだ内容は詳しく言えないけれど、香港の作品ですが、日本と関係のある内容になっています。


――MIRRORは、2018年に香港で開催されたサバイバル・リアリティー番組『Good Night Show - King Maker』から選出された12人組ボーイズ・グループですが、サバイバル番組に出ようと思ったきっかけを教えてください。

ジョール:番組に参加したのは24歳の時です。それまでは、フルタイムの仕事に就いていました。でも、毎日同じことを繰り返す生活は僕には合っていない、楽しくないと感じていて……。歌うことが好きだったので、この番組で、自分の夢が叶えられるんじゃないかと思って参加しました。今は夢が叶って、毎日を楽しんでいます。


ジェレミー:僕はK-POPが好きで、K-POPアイドルを目指して韓国のオーディションやコンテストにも挑戦していました。香港でもサバイバル番組が行われると知って、参加したんです。今年、デビュー5年目ですが、本当に挑戦してよかったと思っています。


アンソン:僕はずっとダンスをやっていて、歌のトレーニングを受けたこともない状態で番組に参加しました。スターになろうとか、勝ちたいという気持ちはまったくなかったんですよ。ただ自分の好きなダンススタイルを、テレビを通して多くの人に見せたかっただけで、アーティストになろうなんて思ってなかったんです(笑)。ただダンスができることが嬉しくて。だから今、こうしてダンスができて、歌えることをすごく楽しんでいます。


ギョン:僕は子どものころから、歌手になることが夢でした。番組に参加しようと思ったのは、参加費がかからなかったから(笑)。香港のコンテストって、参加費が必要なものが多いんです。歌手になりたくてウェブでいろいろ調べていたら、『King Maker』は無料で参加できて、勝ったら賞金がもらえると知って(笑)。賞金をもらえて、自分の夢も叶えられました。僕の人生の中で『King Maker』に参加したことはラッキーな出来事です。


デビュー曲「一秒間」


――一挙両得でしたね(笑)。サバイバル番組に参加して、1番大変だったのはどんなことでしたか?

ギョン:僕はまだ学生だったので、本当にお金がなくて。だから、現場まで行くタクシー代を捻出するのが一番大変でしたね(笑)。


ジェレミー:番組は、2018年7月から10月まで放送されましたが、応募してからファイナルまでの期間が、僕にはとてつもなく長く感じられたんです。ラウンドごとに頑張って勝ち残っても、次にまた残れるかわからないじゃないですか。自分が次にどうなるかわからない不安な時期が長かったのが、とても辛かったです。


――見ている方も毎週ハラハラしますが、当事者はなおさらですよね。『King Maker』は日韓で開催された『PRODUCE 101』のようなサバイバル番組です。『PRODUCE 101』出身アイドルが音楽界を席巻したように、香港でもMIRRORは社会現象を巻き起こすほどの人気を得ましたが、どのように受け止めているのでしょう。

ジェレミー:MIRRORのメンバーになれたことは、ラッキーだと思っています。メンバーは時間をかけて訓練されてデビューしたわけじゃなくて、番組のために集まってきた人たち。偶然集まった僕らが、社会現象と言われていることは光栄なことだと思っています。すごいことですよね……。今回「Rumours」という曲をリリースしましたが、これからは香港に留まらず、広東ポップ(広東語で歌われるポップス)を世界の人に知ってほしいという使命感が生まれてきています。


――新曲「Rumours」の配信が3月17日からスタートしました。この曲は、今までのMIRRORの曲とはだいぶイメージが違いますね。

アンソン:そうなんです。今までのMIRRORの曲は、夢やポジティブなメッセージを歌うダンス曲が多かったのですが、「Rumours」はヒップホップ・テイストのちょっとダークな楽曲で、内容も恋愛をテーマにしたセクシーなものになっています。これは、MIRRORにとって初の感じですね。


ジェレミー:初……という点では、MIRROR初の英語の曲です。広東語以外で歌うのは初めてで、新しい試みでした。英語圏の人間じゃないのでどうしても発音が心配で、発音の準備や勉強もたくさんしました。レコーディングの時も、ボーカル・ディレクターにチェックしてもらいながら録音して。世界中の皆さんにMIRRORのことを知ってもらいたいから、世界共通の言葉、英語で歌うことに挑戦しました。


アンソン:うん。海外に知ってもらうというのも大きなテーマです。


――世界を目指しているということ?

ジェレミー:とにかく、多くの人にMIRRORを知ってほしいです。広東語がわかる人よりも、英語がわかる人のほうが多いじゃないですか。英語曲「Rumours」を入り口にMIRRORに興味を持ってくれたら、「Rumours」以外の広東語の曲も聴いてほしいですし、MIRRORが今までやってきたことも見てほしいですね。



――この4人がその「Rumours」と「Stellar Moments of Humankind」で、一発撮りのパフォーマンスを見せるYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』に出演。『THE FIRST TAKE』は歌っているアーティストの緊張感が見ている方にも伝わってくるのですが、収録の時、誰が1番緊張していましたか?

ギョン:(日本語)俺です、絶対俺! だって僕のイングリッシュが~(笑)。


ジョール:(笑)。みんなそれぞれ違う緊張感があったよね。でも、今までにないライブ感でパフォーマンスできたと思います。スマホやPCモニターを通して、見ている方にそれを感じてほしいですね。本番の何週間も前から先生について歌を練習してきました。香港の歌手として、『THE FIRST TAKE』に出て恥をかかないようにしたくて。うん、でも上手くできたと思います。


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――皆さんにとって、『THE FIRST TAKE』ってどんな存在ですか?

ジョール:実力歌手や伝説のようなアーティストばかりが参加している企画じゃないですか。僕たちがそこで歌えることが、すごく嬉しいです。参加したのは4人だけだけれど、ほかの8名のメンバーの分も、魂を込めて歌いました。今回は「Rumours」と「Stellar Moments of Humankind」の2曲で参加しました。この2曲を通して海外の方たちに、香港にMIRRORというグループがいるということを知ってもらえたら嬉しいです。




――最後に、今後の展望、野望を教えてください!

ジェレミー:違う言葉で違う国の方々に、曲を通してコミュニケーションしていきたいです。きっと世界のいろいろなところに、MIRRORのファンはいると思うんです。なので、世界中の人々と交流したいですね。


ギョン:それにはやっぱり、ワールドツアーじゃない?


ジョール:僕は、日本の【サマーソニック】にも出てみたい。


ジェレミー:わ~、どっちもいいな(笑)。ワールドツアーも、世界中で開催される大きなフェスにも参加したいです!


【中譯】


  於2018年出道的香港首個12人男團MIRROR首次登上Billboard JAPAN。 他們出身於香港真人騷,憑藉首支英文單曲《Rumours》於全球出道,名聲日噪。


  MIRROR 成員的身影現已佔據香港七成廣告。在「THE FIRST TAKE」中,領唱姜濤、領舞Anson Lo、主唱柳應廷(Jer Lau)和副領舞 Jeremy Lee 同場獻聲。而Jer和Jeremy共同演唱的〈人類群星閃耀時〉已突破160萬人次觀看。我們邀請了他們分享是次拍攝的趣事和對未來的展望。


左起:Jeremy、姜濤、Anson Lo、Jer Lau



――這是你們首次登場,能介紹一下你們的音樂特色嗎?

Jer:我是Jer 柳應廷。我非常喜歡音樂,出道前玩過樂團,渴望做出自己(喜歡)且感動人心的音樂。


Jeremy:我是Jeremy,一直非常喜愛K-POP,偶像是少女時代和TWICE,作品走中性風格,所以如果有更多人能接受這種風格的話,我會很高興。


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Anson:我是Anson Lo,喜歡西方流行音樂,如Justin Timberlake、麥當娜和Michael Jackson。我自小就很崇拜他們,也因此開始學習跳舞,並喜歡上跳唱。香港在過去10年裏,這樣的表演並不多,所以我們正在努力給大家帶來強大的表演。


姜:我是姜濤。我是聽台灣的羅志祥和韓國的RAIN長大的。MIRROR 有很多非常好的成員,所以我現在也從他們身上學到了很多東西。 我也喜歡有舞蹈的表演,想把這種音樂展現給大眾。我覺得自己在跳唱之間取得了很好的平衡(笑)。


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――Anson 作為演員在日本少有名氣,曾在日劇《大叔的愛》香港版中,飾演原作林遣都的角色牧凌太。聽聞你今年春天在日本拍攝了一部電影?

Anson:沒錯。我們在日本拍攝了大約兩週。 內容我還不能透露太多,雖然是香港的作品,但跟日本有點關係。


――MIRROR是從2018年香港真人騷節目《Good Night Show 全民造星》中選拔出來的12人組合。是甚麼驅使你們參與真人騷節目呢?

Jer:參加節目的時候我24歲。在此之前,我有一份全職工作。我覺得自己每天重複做一樣的事情不適合我,也感覺不了快樂⋯⋯ 而我喜歡唱歌,覺得這個節目能夠讓我夢想成真,所以就報名參加了。現在我的夢想果然成真了,每天都過得很開心。


Jeremy:我喜歡K-POP,為了成為K-POP偶像,便去挑戰參加韓國的海選和比賽。當時我知道香港正在舉辦真人騷,便報名參加了。今年是我出道5週年,能挑戰自己真的很開心。


Anson:我一直都只會跳舞,沒有接受過任何歌唱訓練就參加了這個節目。 我不是想成為明星或獲勝,只是想透過電視向大家展示我喜歡的舞蹈風格,從來沒想過要成為藝人(笑),只是享受跳舞的樂趣。也因為這樣,我現在真的很享受能夠如此跳唱。


姜:我從小的夢想就是成為一名歌手。我想參加這個節目的原因是因為它不需要報名費(笑)。香港許多比賽都需要報名費。 因為我想成為歌手,所以就在網上做了一點資料搜集,發現可以免費參加《全民造星》,贏了還有獎品(笑)。 而我如願得到了獎品,美夢成真。參加《全民造星》是我人生中一件幸運的事情。


出道曲〈一秒間〉


――真是一舉兩得呢(笑)。參與真人騷最困難的部分是甚麼呢?

姜:我當時還是學生,真的沒有錢,所以最困難的部分就是要張羅前往拍攝場地的計程車費用吧(笑)。


Jeremy:節目從2018年7月到10月播出,但是我覺得從報名到決賽的時間都長得不可思議。 就算每一輪都拼盡全力贏了,下一次還能不能活下來就不知道了。 花很長一段時間擔心接下來會發生什麼,這讓我非常痛苦。


――觀眾每週都會為此緊張,置身其中的參加者就更是如此了。《全民造星》與《PRODUCE 101》之類日韓舉辦的真人騷節目類近。 正如《PRODUCE 101》出產的偶像風靡樂壇,MIRROR在香港同樣大受歡迎,成為了社會現象。

Jeremy:我很幸運能成為 MIRROR 的一員。成員出道前並沒有經歷長時間的訓練,只是因為節目而聚集在一起。這樣因為機緣而聚在一起的我們被稱為社會現象,實在太神奇了呢。我們這次推出新歌〈Rumours〉,是因為我們開始有一種使命感,希望讓全世界的人都認識廣東歌,而不僅僅是香港人。

――新歌〈Rumours〉在3月17日推出,歌曲形象跟MIRROR之前的作品有很大不同。

Anson:沒錯。到目前為止,MIRROR的很多歌曲都是歌頌夢想和傳遞正面訊息的舞曲,但〈Rumours〉是一首略帶嘻哈味道的黑暗歌曲,內容也以愛情為主題,相當性感,是MIRROR前所未見的感覺。


Jeremy:這是MIRROR 的第一首英文歌曲,也是我第一次用廣東話以外的語言唱歌,是一次新的嘗試。 我不常說英語,很擔心自己的發音,所以做了很多準備和學習;錄音的時候,也請了聲樂指導一邊錄音一邊檢查。我們希望讓世界上每個人都認識 MIRROR,所以挑戰自己,用世界通用的英語唱歌。


Anson:對,讓海外的人認識MIRROR也是另一個很大的主題。


――你們打算進軍全球嗎?

Jeremy:無論如何,也想更多人認識MIRROR。懂英語的人比懂廣東話的人多。如果他們對英文歌〈Rumours〉產生興趣,也希望他們能聽聽〈Rumours〉以外的廣東歌,看看MIRROR到目前為止做過甚麼。



――你們四位將在「THE FIRST TAKE」中演唱〈Rumours〉和〈人類群星閃耀時〉。「THE FIRST TAKE」往往將歌者的緊張感展露無遺,在錄音的過程中,誰最緊張呢?

姜:(日文)我!絕對是我!因為我的英語呢⋯⋯(笑)。


Jer:(笑)。每個人都有不同的緊張。但我覺得我們能夠很有現場感地演唱,這是以前從來沒有嘗試過的事情,希望觀眾也能透過手機和電腦螢幕感受到這點。在演出前,我們跟老師一起練習了幾個星期。作為香港歌手,我們想確保自己不會在「THE FIRST TAKE」出糗,但我認為我們表現還不錯。


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――對大家來說,「THE FIRST TAKE」是怎麼樣的存在呢?

Jer:這不是實力歌手和傳奇藝人才能參加的企劃嗎?很高興我們也能在這裏演唱。雖然參與的只有四位,但我們都全身心投入,代其他八名成員演唱。這次演唱〈Rumours〉和〈人類群星閃耀時〉兩首歌曲,希望透過這兩首歌,讓海外的人知道有一個叫MIRROR的組合。




――最後,請談談你們對未來的展望和抱負。

Jeremy:我想透過歌曲與不同國家、不同語言的人交流。 我敢肯定全世界都有 MIRROR 粉絲。 所以我希望跟來自世界各地的人交流。


姜:那是不是要進行世界巡演了?


Jer:我也想在日本的Summer Sonic音樂節中演出。


Jeremy:哇,兩個建議都很不錯(笑)。我希望能夠在世界各地巡迴演出,也想出演大型音樂節!





【中譯不得轉載】

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